2017年1月27日金曜日

アフターレビュー:【5】その他

この記事では、これまでのテーマ以外に関する回答を取り上げたり、アンケートでは訊かなかったことについて振り返ります。
一部、既に書いた内容と重複する可能性がありますがご容赦下さい。
また、アフターレビューシリーズはこの章で終了となります。思い出したらここに書き足すかもしれませんので、よかったらチェックしてみてください(更新時にはTwitterで告知します)。

①エントリー

エントリーは10月19日23時から開始し、12月11日締め切りと告知しました。
たった49人のエントリー枠は、翌日の20時06分に24時間を待たずして埋まってしまいました。しかしその後も、締切までに62人の方にエントリーしていただきました。一方で、11月下旬からキャンセルの申し出が続き、締め切り後の12月20日にキャンセル待ちの方がいなくなりました。そのため、更に2日間だけ追加で募集を行いました。

ここで、エントリーキャンセル期限を事前に設けなかったミスに気づいてしまいました。気づけばもう大会5日前、それなのに参加者全員が確定しないとネームプレートを印刷することができません(名前だけでなく部屋の行き先まで掲載するため)。加えて、部屋ヌシを選ぶこともできません。そこで慌てて、追加募集の締切と同じ日をエントリー締切日としました。

その結果、追加エントリーが5名、キャンセルが7名発生し、最終的に2枠欠番となった次第であります。

今回キャンセルが相次いだ原因としては色々あるでしょうが、第一に「諸々の情報公開の遅さ」が挙げられると考えております。
予選から決勝までのクイズ形式はエントリー受付開始前に発表した一方で、メインスタッフ出題傾向、そしてエントリーキャンセル期限をなかなか発表しなかった(もしくは決定できなかった)ことで、この大会に対する参加意欲を十分に湧かせることができなかったと思います。やはり、"何をやらされるか"が分かっていたほうが参加者としてはいいですものね。

②リハーサル

今回、事前にスタッフが集まってリハーサルを行ったのは11月19日(土)の1回のみ、それも、参加者は私含めてたったの6名でした。
更に、そのリハーサル後にスタッフが増え、当初の予定であった「1部屋1人制」から2人に増員することができるようになり、進行マニュアルも書き換えました。
進行の流れを直接口頭ではなくメールで送ったマニュアルだけで伝えたにも関わらず、特にトラブルもなく進めることができたのは、優秀なスタッフの皆様のおかげです。ありがとうございました。

ただ、大会後に各部屋の試合音声を聞いてみると、問題の読み方について何点か指摘したくなる部屋がありました。
問読み担当のスタッフは、各スタッフの希望を取り入れつつ私と福良で決めてしまったのですが、各問い読み担当の癖を把握し、それに対し指導する機会を設けることができませんでした。
そのため、部屋によっては部屋ヌシ以外かなり不利な戦いを強いられたのではないかと思います。
これは問読みの担当スタッフが悪いわけではなく、リハーサルの機会を設けられなかった私の責任です。

次回大会があったら、大会前に各問読み担当のスタッフに問題を読ませるリハーサルを設けるべきであると考えました。

③成績集計

成績集計について、このような意見がありました。

<自由回答>
「ネームカードで勝ち数と引き分け数をきちんとわかるようにすべきだったと思います。これだと後から勝利数を確認できず、万一スタッフが集計ミスした場合のフェイルセーフがないのでは、と思います。周囲の人にあえてわからないようにする意図があるなら別ですが。。。」

今大会の成績は、以下の流れで行いました。
①各試合後、問読み係は、進行係のチェックをもとに、専用の記録用紙に7人の順位と正誤数を記入する。
また、万一に備え、各選手のネームプレートにも順位・正誤数を進行係が記入する。
②第4節と第8節終了時に4節分の記録をカメラで撮り、LINEで共有する。
③LINEに上がってきた記録を元に、大会長の私が得点表示Excelの「成績記録」のタブに28試合分の順位を入力する。順位をすると、各試合における各選手の勝ち抜け人数・引分数が以下の計算式で自動で計算される。

例えば、選手P1~P7の順位を入力するセルがそれぞれA1~A7であった場合、選手Pn(n=1,2,3,4,5,6,7)の勝ち抜け人数と引分数は、
勝ち抜き人数・・・SUMPRODUCT(1*($A1:$A7>An))
引分数・・・COUNTIF($A1:$A7,An)-1


以上のことから、勝ち抜き人数と引分数をもし集計ミスするとすれば、それは順位記録をミスしたことになります。それに対するフェイルセーフが、「ネームプレートに順位を記入する」という行為だと考えてください。また、ネームプレートに勝ち抜け人数と引分数を記入しようにも、むしろ人力で書く方がミスが生じやすいと考えたため、試合後に記入は行いませんでした。

④業務

今回、私は「問題作成」「得点表示Excel作成」「参加者・スタッフへのメール連絡」「諸書類作成・印刷」「台本作成」「会場予約」「選曲」など、あまりにも一人でやりすぎてしまいました。ただ、これは第1回ということで、基本的なフォーマットはまず企画者の自分が作るべきであると考えたためです。
次回は、今回があっての次回ですから、これらの業務を何人かのスタッフに分散できたらいいなと考えております。

⑤部屋ヌシ

大会前、予選のルールを公開した際は、「49人のうち"部屋ヌシ"が7人いて、その7人のみ第7節まで同じ部屋で戦い続ける」としか言っておりませんでした。
実際は、部屋ヌシは「参加者の中からスタッフ陣が選出した、特に強いと思われる7人の実力者」で、参加者の皆様は当日受付で渡される組み合わせ表を見てようやくそれを知りました。「7人のヌシは、まず他の42人を相手に戦い、最後にヌシ同士で戦う。残りの42人は、ヌシの待つ部屋を回り、1人ずつ挑んでいく。」というコンセプトは最初から構想しておりました。
エントリーを開始してみると、まぁ予想を遥かに上回るガチメンツが揃ってしまい驚きました。実力者が多くヌシ選びには悩みましたが、その一方で、ヌシにふさわしい人が足りないという事態を避けられたのは一つの幸運と言うべきかもしれません。

さて、そもそも、第7節まで同じ部屋に居続ける「部屋ヌシ」は、果たして実力者である必要はあるでしょうか?これについては色々な考えがあると思います。
部屋ヌシというのは、その部屋の顔といってもいい存在です。全参加者から特別な眼差しで見られます。ネームプレートに書かれたこれまでの成績を見られます。そのため、中途半端な人では、部屋ヌシに選ばれてもただ恥をかくだけでしょう。当然のことながら私たちは、参加してくださった皆様に(「試合に負けた」などの自業自得なものを除いて)不快な思いをさせたくないと思っています。ただ、実力者でも、あまりプレッシャーがかかりたくないという人もいらっしゃるでしょうから、次回は、エントリーフォームに「部屋ヌシに選ばれてもいいですか?」という項目を加えた方がいいかもしれません(部屋ヌシの大変なところばかり述べてしまいましたが、一応「その部屋の問読みの癖を理解しているため少しだけ有利」という利点もあることを追記しておきます)。

次回大会、ヌシ選びの基準をどうするかは今のところ決まっておりません。もし前回同様フルオープンならば「前回大会のベスト8はヌシ内定、残りはエントリーした人の中から選ぶ」でもいいですが、実力別でレギュレーションを設ける場合はどうなるでしょうか。特に「クイズ歴1~2年目限定大会」の場合は、実力を推し量るデータの絶対量が少ないでしょうから、戦績を自己申告してもらう形になりそうです。
アンケートでは、部屋ヌシの方々から「自分を部屋ヌシにしてほしくなかった」という意見は一切ありませんでした。それどころか、「ずっと同じ部屋だったが、全くストレスなくクイズができた」という意見が寄せられました。ありがとうございます。

⑥(未定)




⑦(未定)




⑧(未定)

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